幼い頃から食べることが大好きで、将来は食品関係の仕事に就きたいと思い、栄養士の資格が取得できる大学に進学。日々の食生活が健康につながることを学び、「食」の大切さを再認識しました。卒業後、当社への入社を決めたのは、安心安全で、品質にこだわった食品の数々や、「食生活を通じて豊かなライフスタイルをご提供する」という理念に深く共感したからです。また、学生時代にパン屋さんでアルバイトをしていたくらいパンが好きな私にとって、ベーカリー部門があることも大きな魅力でした。入社後、実際にベーカリー部門に配属され、今は好きな仕事に励む日々。粉から仕込むフランスパンやスコーンなど、美味しいパンをお客様に提供できるよう、こだわりを持ってパンの製造を行う中で、当社の「食」に対する真摯な姿勢に触れ、改めて入社して良かったなと感じています。

主な仕事はパンの製造です。パンの成形や、カレーパン・アンドーナツなどの揚げ物の作業、コロネやデニッシュなどの仕上げの作業、さらに今は窯と呼ばれる焼成の作業を教わっているところです。色々なパンがあるので、時間や温度、焼く順番を考えることはとても難しいですが、それ以上に、自分が手をかけたことで、一つ一つのパンが出来上がっていくのがとても楽しいです。実際にお店に並んだパンをお客さまに選んで買っていただけると大きな喜びを感じますし、「ここのパン、美味しい」なんて言っていただけたら最高にうれしい！もっと美味しいパンを作れるよう努力しようと思えます。
また、季節やイベントに合わせてフェアがあるところに面白みを感じています。例えば、いちごフェアでは、いちごの形に成形したクリームパンやいちごのマフィン、あんぱんなど、趣向を凝らした商品を販売しています。毎回作る商品が変わるので大変ですが、次のフェアはどんな商品なのか、考えるとワクワクします。

今はまだ覚えることばかりで、目の前のことに精一杯取り組むことが一番だと考えています。そんな中、自分の成長を実感した出来事がありました。それは昨年10月、頼りにしていた先輩が他店舗に異動し、事実上サブチーフの立場になったことです。まだすべての業務を把握していないにも関わらず、チーフ不在時は自分がベーカリーの責任者になるということで、最初はすごく不安でした。しかし、チーフや店長、店次長、他部門の先輩社員やパートの方々に支えていただき、今はリラックスして業務を行うことができています。今後のキャリアプランはまだ正直描けていません。しかし、これから店次長や店長としての経験を積み重ねた上で、いつかは新店の店長として一からお店作りに携わったり、クィーンズ伊勢丹らしい安心安全で美味しい商品を開発できたらいいなと思い描いています。ただ、それは自分にもっと自信がついた時だと思っているので、まだまだ先のことですね。